復興計画:東松島市

 

仮設住宅ネーミング募集!

2011/12/27

「仮設住宅」の良いネーミング、募集中です!

ある仮設住宅の自治会長から依頼があった。

「此処の上下堤自治区と仲が良く成れば成るほど
自治区から仮設住宅と呼ぶのが辛いので
何か良いネーミング考えてくれと言われ、
同様に何か良いネーミング在りましたらそれも宜しくです」

自らが住む住居を、「仮設」と呼ぶのは、
寂しいというのだ。
東松島の復興計画は、最短でも三年かかる。
津波が到達しない高台に、新たな住居地区、団地を建設する予定で、
それが完成するまで、同じ住宅に住むことになる。
東松島復興計画
自分が三年、身を置く住居を、「仮設」と呼ぶのは、
甚だ寂しい。最もな意見だ。

なので、
絶賛、募集中です!!

連絡は:Twitter @TANEHANA_tw
もしくは、 facebook http://www.facebook.com/TANEHANA
に、ご連絡下さい。

 

仮設住宅、談話室にDVDを贈ろう!

2011/11/25

【種花 TANEHANA】サイトでは、東松島市の復興を追う中で、
上北谷地仮設住宅に重点を置いて、取材を続けています。

仮設住宅には、談話室若しくは集会室という施設が設けられています。
冬場、厳しい寒さの中、越冬を余儀なくされる、仮設住宅の生活は、
コミュニケーション、特に子供と高年齢者の交流が、
「孤独死問題」などの対処に、大きな意義があると考えます。

上北谷地談話室1

上北谷地談話室1 上北谷地談話室3

子供が集まる談話室に、仮設の一室で、お一人で住んでいらっしゃる、
高齢者の方々が、顔を出して下さるようになれば、
一度は瓦解した地域コミュニティーの復興の、
大きな一助になることでしょう。

特に、上北谷地の談話室は、小規模仮設団地で、
「炊き出し支援」などが、巡回し難い地域になります。
その中で、子供が楽しめるDVDコンテンツがあれば、
多くの子供達が、談話室で遊ぶようになるでしょう。

監督、脚本関係者の中で、(それに限らずとも)
お持ちのDVD作品で、譲渡可能な作品があれば、
ご提供頂けないでしょうか。※違法でないものに限る
上北谷地の談話室に、閲覧可能なライブラリーとして、
寄付をしたいと思います。

勿論、子供向けでなくとも、
ご提供頂ける作品があれば、大歓迎です。
また、芸能関係者の皆様、
サインや応援メッセージなど、頂ければ幸いです。

連絡は:Twitter @TANEHANA_tw
もしくは、 facebook http://www.facebook.com/TANEHANA
に、ご連絡下さい。

何卒、宜しくお願いいたします。

関連記事[仮設住宅の支援


種花 TANEHANA]は、被災地に希望の光を照らすべく、
立ち上げられたブログである。
しかし、光が当たれば影が出来る。
今後は、そうした影の部分にも踏み込んで、
震災弱者と言われる方々に、やや重心を置きながら、
しかし、偏った解釈を出来る限り排除して、
公平な立場で、事実関係について、触れて行く。

以下の内容は今後、ブログ上部のメニュータブにページを設置し、
具体的な復興の道程を、記録して行くことにする。
 
 

仙石線-迂回ルート

2011/11/16

JR東日本仙台支社は11月15日、
仙石線[石巻-仙台]間を迂回ルートで結ぶ、
直通快速列車を12月1日から走らせると発表した。
・産経新聞[JR石巻-仙台間 迂回ルートで12月から運行

現行ルートである、仙石線不通区間を、
代行バスを利用して仙台に行くとすると、以下のルートとなる。

現行ルート
Click拡大
 Google Map

しかし、代行バスは運行本数も少なく、
乗車人数に制限があるなど、非効率な部分も多い。
更に、マイカー通勤が増え、慢性的な渋滞の原因にもなっている。
そこで、提案されたのが、迂回ルート案なのだ。

迂回ルート案
Click拡大

現行路線を活用したルート案で、
一旦、石巻線路線で、小牛田駅まで北上し、
更に、東北本線路線の一部を利用して南下、
既に復旧している仙石線に接続し、仙台まで向かうルートだ。

現在、石巻線[石巻-小牛田]、東北本線[小牛田-松島]、仙石線[松島-仙台]と、三路線を乗り継がなければならないルートを、
直通運転するというものだ。

・読売新聞[仙台―石巻、3月までに直通運転

これが、12月に開通すれば、石巻周辺の方たちは、
随分と、楽になるに違いない。

しかし、野蒜を含む、仙石線不通[高城町-矢本]区間に住む住民にとっては、
何の解決にもなっていない。
結局は、不便な代行バスを利用するか、マイカーで開通区間まで、
行かなければならないのが現状だ。

仙石線路線図

高城町-矢本 間にて不通

ここで、ひとつ大きな問題が見えて来た。
仙石線路線内で一番、被害の大きかった地域の復旧が進まない中、
東松島の復興が、あたかも着実に進んでいるように見えることが、
不通区間に住む住民たちの、不安を煽っているのだ。

この地域は、野蒜駅の山側移設や、防潮堤の建設、
地域の嵩上げ工事などが計画されており、
足掛け五年の再開発が行われる。[東松島市:復興計画
野蒜地域の住民は、
旧ルートでの仙石線仮復旧を望んでいるが、[要望書-住民の足
それが、叶わない状況に復興が進んでいるのだ。

安全第一を考えれば、現在の計画に問題はないように見える。
しかし、復興計画が完了する間の五年、
野蒜地域に住む方々にも、生活がある。
地域復興よりも、生活再建が最重要課題である。
その為に、交通手段の復旧は不可欠だ。

仙石線迂回ルートの計画で、
石巻と野蒜は、明暗を分ける格好となった。
これから、雪の季節になる。

被災地の生活は、ますます辛い時期に入ることになる。

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復興説明会

2011/11/09

11月に入って、東松島市の復興計画について、
市民への具体的な説明会が始まった。
・[集団移転に関する説明会の日程

◇東松島市の復興構想
東松島市:復興まちづくり計画案
復興関連の詳細は、東松島市HP[震災復興関連情報]に記載されている。

11月7日夜、東松島市では東名地区(ほか)の説明会が開かれた。
そこで、配布された資料を以下に掲載する。
詳細はClick にる拡大表示で、確認頂きたい。

集団移転に関する説明会1 集団移転に関する説明会2

集団移転に関する説明会3 集団移転に関する説明会4

集団移転に関する説明会5 集団移転に関する説明会6 集団移転に関する説明会7

説明会の当日、「住民の意見を無視した計画だ」
と、相談の連絡が入った。涙ながらの訴えであった。
しかし、資料を確認する上では、決して住民無視の計画には見えない。

計画の概要は、
津波で破壊された防潮堤を修復(第一防潮堤)し、
更に、被害の大きかった東名運河沿いに嵩上げ道路(第二防潮)を建設し、
内陸に移設した東名駅、野蒜駅間の仙石線沿いに、
嵩上げ道路(第三防潮)を建設する。
つまり、今まで一つだった防潮堤を、三重にする。
津波被害の大きかった沿岸地域は緑地化し、
その地域の住民を、市が高台に造成した住宅団地に、集団移転する。
と、いうモノである。

東名運河周辺地図

東名運河周辺地図(Click拡大)


種花GoogleMap

特に、東名・野蒜海岸地域は、津波被害が甚大だった地域である。
震災直後、流された家屋や車、遺体が東名運河を埋め尽くした。

東名運河 04/24 [津波の爪痕

なぜ、この地域の住民が、復興計画を悲観するのか、
地元で、聞き取り調査を行なって貰った。

その回答が、以下である。(全文転載)
===========================================================

住民には、今二通りの方に二分されています
在宅と言いまして、既存の建物に直して住んでいる方達
それと、建物を流され移転を余儀なくされている方の二通りです
此処でいくつかの問題点が在りまして、全壊判定(航空写真で)され
全壊扱いの見舞金を貰い、殆ど被害が無いのでそこに住んでいる
全壊扱いの見舞金を貰っているのだから、全壊を認めている訳で
全壊なら高台移転して欲しいと言う市からの話な訳です
今住んでいる所を、立ち退けと言う趣旨では無いそうで
あくまで、全壊見舞金を貰っている方が対象に成っている訳で、少々ややこしい話です
そして、さらにややこしくしている資料を添付します
之は、住民の同意無しに、高台移転を希望していると勇み足をした区長達の文書のため
事がさらにややこしくしているようです
文面に、区民全員の総意と書いているのですが、相談も何も無い状態での要望書だったため
移転希望者と在宅希望者と意見が別れてしまったわけです
中々難しい問題かと思います、区民全てが住めないなら事は簡単なのですが
全壊扱いで住める住居が在るだけに、ただ全壊見舞金貰ってるのも問題ですね
半壊の方は半壊見舞金であれば、リホームして住む事は出来るでしょうが

===========================================================

問題点は、二つある。
一つは、一時見舞金を支払う際、航空写真で撮影された住居を見て、
市が、全壊か半壊かを判定した為、実際には住める状況でも、
写真で全壊判定された方々は、
「家が全く無くなった人も居るのだから、何とか家を修理して、ここに住もう」
と、床上浸水した家を修復し、その場所に住み続けた苦労がある。
そこで、一方的に『集団移転』と聞かされ、不安を抱いている。
※実際には、「別途協議」の対象で、市が集団移転を無理強いする訳ではないようだ。

二つ目に、復興計画を急ぐ余り、地域の区長が、
「地域住民の総意」として提出したとされる、『要望書』にある。
ここで、住民の一部の方たちは「実際に、意見を訊かれた覚えはない」
と、懸念を募らせた訳である。

要望書

上が、実際の要望書になるが、記載内容には、
「地域住民の総意」ではなく、
「野蒜地区まちづくり協議会及び地区行政区長全員の総意」
つまり、区長たちの総意として提出されている。
この誤解が、不安を更に煽っているようだ。
発信側の一つの間違い、受け取り側の僅かな誤解が、
大きな不安となって、増幅する状況と言えそうだ。

近日、更に他地区の集団移転説明会も行われる。
今後の状況を踏まえつつ、この問題に関して、
随時、情報を公開していく。

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