松島湾の復興

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News 松島湾
宮城県松島湾の牡蠣養殖の歴史は古い。
西暦600年、牡蠣の稚貝を海面に散布したのが始まりと言われている。

宮城県におけるかき養殖の歴史

この歴史ある養殖場が、震災による津波で壊滅的な被害を受けた。
船は流され、養殖施設は見る影なく破壊された。
写真は、野蒜で牡蠣養殖を営んでいた、漁師さんから頂戴したモノである。

松島湾 松島湾

撮影は未だ寒い、5月頃だという。
被害に遭った漁師さん総出で、海に散らばる瓦礫を拾い集め、
養殖に使われた竿を拾い、荒れた海面を整えている。
しかし、7月になった今でも、その漁師さんは仮設住宅に住み、
養殖再開の目処は、全く立っていないという。

牡蠣養殖場

牡蠣は、森林の腐葉土から栄養が湾に流れこみ、
多くのプランクトンが発生する。
その淡水と海水が混じる海域で、繁殖する。
松島は、まさに豊な漁場だった。
しかし、森林すら津波が削り取り、
山を取り戻すには、気の遠くなる時間を要する。

松島湾 松島湾

松島の牡蠣養殖の真の復興は、
漁師の設備や養殖場が戻るダケでなく、
森林を含めた、地域の自然すべてが戻らなければ、
有り得ない。

松島名物の牡蠣が、本当の意味で復興を遂げるのは、
あと、何年先のことだろうか。

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