Monthly Archives: July 2012

蒸しパンと耕運機

東松島では、ワカメプロジェクトなる自治復興計画が進行している。
【特集】復興への飛躍

その一環として、現地で『ワカメ蒸しパン』の試食会が行われた。

ワカメ蒸しパン

ワカメと生地


ワカメ蒸しパン

型に流し込み、焼き上がり


ワカメ蒸しパン

試食にも笑みがこぼれる

そもそも、このワカメプロジェクトは、
復興の足掛かりとして、収穫されたワカメを、
何とか、東松島の新たなご当地グルメにしようと、
始まった試みである。
特に、東松島には「B級グルメがない」という発想から、
ピザやパスタ、すいとん、そして蒸しパンと、
様々な料理で、試行錯誤が繰り返されている。

料理研究家・加藤美恵子さんによるレシピ開発

来年の、ワカメ収穫時期には、
何か、新しいB級グルメが定着すれば、素晴らしい。

耕運機

一方、こちらは、
仮設住宅近くの農地を借りて、野菜の栽培を始めた住民に、
ボランティア団体が寄付した、耕運機である。

地元の復興は、まだまだ長い道のりだが、
住民の生活は、少しずつ人間味を増している様に思われる。

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隣の猫

上下堤仮設住宅の宮沢賢治さんが、
仮設内で、『姫社長』と呼ばれている、
ゼブラ柄の猫の写真を送って下さった。

姫社長

姫社長

仮説のご近所さんが飼っている猫だそうだが、
飼い主が外出する際は、宮澤家に泊まる時もあるという。

津波で流された宮澤家の近くには、
多くの猫が住んでいたという。
津波の爪痕

震災前に撮影し、辛うじて残った写真にも、
数匹の猫が写っている。

猫

息子の光司君は、よく近所で猫に餌をやり、
可愛がっていたそうで、
今でも、その猫たちのことを、よく思い出すという。

地域の復興も、牛歩だが進み始めている。
住友林業、宮城県東松島市と復興まちづくりに関する協定を締結

世間は、オリンピック・ムード一色だが、
震災後の復興が、今やっと、
『市と企業が、協定を締結した』と、いう次元だというのは、
驚嘆すると共に、復興の道のりが、
気が遠くなるほど、遠大だということを、再確認させられる。

隣の猫が、狭い仮設住宅の暮らしに、
僅かな寛ぎを与える日は、
まだまだ、続くかも知れない。

夕暮れ時、道路左を海に向かって歩く猫(2011/11/17)